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ソーシャルネットワーク

 というわけで最高に面白かったですやっと観ました『ソーシャルネットワーク』
オチが最高にキュートだしかっこいい。爆笑したあとに泣けるような。あのラストの秀逸さ。

 きっかけが彼女に振られて酔っ払って腹いせにした行動っていうのがすごいおしゃれな始まり方で、大好き。天才は元カノへの腹いせであそこまでいくのか。

 基本的に主人公がナード側っていうのがやっぱり観ていて楽しいんだよねえ。たぶんボート部の双子のサクセスストーリーだったら絶対観ないもん。ナードがマッチョでモテモテなやつらを飄々と飛び越えていくいうのがやっぱり爽快なわけで、まあマッチョ側の描かれ方にもよるんだけど、あ、だから俺は『パラサイト』が大好きなんだな。

 俺が一番きたのは新米弁護士が「悪く振舞おうとしているだけよ」って言うシーンなんだけど、あの弁護士の『何か言わなきゃ』っていう演技が好きで、そういう感覚って久しくないなあと。
 何かいわなきゃって、あんまり思えないよね。いつも生きていく中で言わなくていいことばかり言っているし、言わなきゃいけないことってそんなにないんだよね。あるのかもしれないけど、あんまりちゃんと気がつけていない。
 言わなきゃいけないって思って言った言葉なんてそんなにないよなあ。両手で数えられる程度かも。


 で、まあ「元カノにこだわるかっこ悪さ」が最高によかったですよ、この映画は。
 史上最年少の億万長者、同年代で間違いなくトップクラスの成功者、だけど元カノにこだわってこだわって、元カノっていうか過去の屈辱とか思い出か。
 天才に違いなくて、常人とは違った思考でいるのは確かなんだけれど、でもすごくわかりやすい感情で行動しているっていうところで、嫌なやつなのに憎めないキャラクターになっていたなあと。
 そういう意味でラストの落ちの美しさといいキュートさは本当によかった。

 なんだろうやっぱり「過去に○○された」っていう屈辱を受けた思い出はある意味で先に進むための莫大なエンジンになるんじゃないだろうか、と思う。
 「○○した人を見返してやろう」とか、意外とそういうくだらないような理由の方が人間ってがんばれるんじゃないかなあ。っていうか大義名分すぎると、やっぱり現実味ないし、目標とか目的が先に先にありすぎると、身近な壁に阻まれた時に崩れやすくはなりますよね、という。
 人間って意外と凄くくだらない理由で色々なことを成し遂げてしまえたりして、それだからこそ面白いし凄いんじゃないかなあと。
 最近そんなことを思いますよ。

 あとマークと周囲の確執というか、理解のできなさっていうところにやはり魅力があるかと、この映画。
 いや、単純な「天才は孤独だ」って話ではなくて「天才は孤独になりがちだけど、じゃあ本当に彼を孤独にしているのは周囲なのか?」っていうところか。
 一見するとこの映画は「天才とそれについていけない凡人たちの話」に見えがちなんだけど、そういうことではなくて「あるコミュニティや目的における他者とのつながり方の話」なんじゃなかろうか。
 結局天才と凡人って感覚でとらえるからややこしくなるだけで、普通にあるような「お互いの理解と会話の足りなさ」から生まれる孤独だったり交流の断絶なんですよね。

 人間って結局一つのつながり方だけで繋がれているわけではなくて、大体の人が、友人であると同時に例えば仕事仲間であったり上司であったりクライアントであったり、喧嘩相手であったり原告だったり被告だったり、まあ様々なつながり方をしていると思うんですよね。で、どこかひとつのつながり方やコミュニティでその人とモメてしまうと、その人との関係自体が変わってきてしまうわけで。
 友人としては100点満点だけど、仕事相手としては2点みたいな人、いるわけじゃないですか。で、じゃあそういう人と仕事でのつながりは全部断ち切って、本当にプライベートな友達としてしか接していかないっていう風にはなかなかできないかったりするのが現実で。
 結局「しがらみ」と言ってしまえばそれまでなんですが、そのしがらみを目の前にしたときに素直に行動することって常人はなかなかできないわけですよ。マークは劇中で色々な人と「しがらみ」を抜きにして素直な接し方をしているように思えたんですよね。友人と仕事仲間、ましてや共同経営者としての関わり方は別だし、別にしなければいけないだろうし。そういう意味でマークは凄く素直に(素直すぎるけど)他人と接していたのかな、と。まあ空気読めないだけなきもするけど。

 マークが孤独になったのはその能力ゆえではなくて、コミュニケーションのとり方が下手だっただけで、そういう意味では冒頭の「あんたは自分がオタクだからモテないと思ってるでしょう? 性格が悪いからよ!」って台詞がある意味での総括なのか(笑
 
 あと俺はあれだ、口をキュっとへの字っぽくしたり唇をつんと張る仕草に弱いことがわかりました。マーク超キュート。あの『ブロークバック・マウンテン』のヒース・レジャーもそういう癖を作ってたけど、同じ理由で好きでした。


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ハイパー無職タイム突入のお知らせ

 大変遅れましたが MU「今夜だけ」 たくさんのお客様にご来場いただき、大成功で幕を閉じることができました。
 共演者、スタッフの方々、そしてご来場してくださった皆々様、本当にありがとうございました。











 ……というわけで今日も朝から元気に無職です。無職屋敷ですな。
 BGMはユニコーン「開店休業」でお願いします。


 更新滞っておりましたが、またボチボチやっていかねばな、と思っています!
 目指せ週一更新!

 といきまく俺に週一更新よりも週6バイト探せよと神の呼び声がするわけですが、そんなこたあどうだっていいのであります。


 最近は、『日々ロック』にはまっておりましたり、『センゴク天正記』を集めたり、『しゃにむにGO!』を読破したりしておりました。ぜーんぶ漫画ね。
 
 『日々ロック』の熱さとも臭さともいえぬ感じ、大好きです。『ボーイズオンザラン』より素直でズルくなくて、『宮本から君へ』よりも子供、だけどキッチリばっちりロックンロールです。
 超オススメ。
 僕の中で『グミ・チョコレート・パイン』を越えるかもしれない。あれを初めて読んだ時と同じ感覚を味わいました。
 そうなのよね、キーポンロッキンなのよね。ロックはこの世にたくさんあれど、ロールしてるやつは少ないですよね。
 ロールしなきゃ! もっと、もっとロールして! まだまだ届いてこないよ! 君のロールぜんっぜん伝わってこないよ!!! と修造も声を枯らして叫んでおりますよ。

 『しゃにむにGO!』読むと、部活がしたくなりますねー。
 僕は高校時代は合唱部で部長なんかもやっていたのですが、なにせ人数も少なく弱小だったので、部活動ってキッチリやるよりは放課後だべったり楽しく歌ったりする感じでした。
 それはそれで楽しかったんだけれども、やっぱりドロドロ汗かいて、時間も割いてビシバシ打ちこまないと得られないものってのもあるよなあ、と思います。
 努力が実るかどうかは別として、僕にはあまりそういった熱意をもって何かに打ち込んだっていう体験がないので、羨ましいですね、やっぱり。
 あんまり恋愛とか試合内容とかに特化してなかったのもよかったです。あくまで「プレイヤー」の話だなっていう。
 『おおきくふりかぶって』とかあれはあれで楽しいんですけど、やっぱり試合内容までちゃんと描かれていると野球好きじゃないと追いつけない部分があったりするんですよね。
 僕はスポーツ全般ダメなので、『しゃにむに』のプレイヤーっていう人物にスポットを当てて掘り下げていく描き方は読みやすかったです。

 っつーわけで、日々ダラダラしておる自分を反省して、何かに向けてがんばらねばな、と何かを探しております。
 サトー無線ばりに素敵なサムシング!を探しております。

 うへえ。


 あ、いつもなんとなくこの、下のほうに紹介した漫画のやつとかのっけてるんだけど、これって何の意味があるんだろう。
 お金とか動いてんの? ねえ。いくらかくれんの?どうなの?
 と、思いつつ。


日々ロック 1 (ヤングジャンプコミックス)日々ロック 1 (ヤングジャンプコミックス)
(2010/10/19)
榎屋 克優

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