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MUではなくなりました

 2017年になりましたね。

 といってもすでに年が明けて十数日経ち、今さら明けましておめでとうでもないのですが。

 さて新年早々、所属劇団であるMUを辞めました。

 辞めたって言うのもなんですね……。抜けた、退団した、脱退した、色々言い方はあると思いますが、とにかく古屋敷悠は2017年よりMUではなくなります。



 劇団というのは、これはある意味奇跡のような集団でして。

 会社でも家族でもなくただの個人の集まりが、目的を同じくして創作・表現活動をするというのは、経験のある方ならその難しさを分かっていただけると思います。

 表現や創作の源になるものは、個人の中にそれぞれ違う形であるものだと思いますが、それらをひっくるめて劇団というのは一つのところを目指し、作品をつくっております。
 当然、個人が抱えている表現の欲求と劇団が作り上げる作品の完成形が重ならないことなど往々にしてあります。
 むしろそれこそが楽しかったり、だからこそ素晴らしいところに到達できたりするのですが。

 今回、MUを抜けるにあたっての一番の大きな理由は、僕個人としての表現・創作の欲求がMUの一員としてのそれより大きくなり、自分個人の創作活動を優先したい思い始めたからです。



 MUの公演を初めて見たのは上京してすぐの、19歳の頃でした。
 まだ演劇のなにもかもわからず、自分が観たいもの、演じたいもの、作りたいものをどうやってどうすれば形にできるのかわからなかった当時、MUの作品に触れそれをめちゃくちゃ面白いと思うと同時に、ここに関われば自分の作りたいものをどうやって作ればいいのかがわかるのではないか、ヒントだけでもつかめるのではないか、そう思い、制作助手募集に応募しました。

 それから、あれよあれよと、演出助手をするようになり、フリーの役者になり、役者としてもMUに出演するようになり……気が付けばMUの一員として、劇団員として活動をするようになっていました。

 19歳だった僕も今や27歳、約7年強の歳月をMUと関わって過ごしてきました。

 劇団員になるよりもずっと前から、僕のホームグラウンドはMUであり、演劇の、演技の出発点はMUだと思ってやってきました。そしてそれは今でも変わりません。

 演技についてはもちろん、創作について、表現について、アユムさんから、MUから、本当にたくさんのこと、大事なことを教わりました。

 それらを学んでいくにつれて、段々と自分の中でやりたいこと、作りたいものが明確になっていき、ふと気が付くと、自分が観たいもの作りたいものを作るために、どうやって、なにをすればいいかが僕にはぼんやりとわかるようになっていました。


 そして「自分で作品を作りたい」という欲望がふつふつと心の奥底から湧いてくるようになったのです。

 僕の中にある世界を僕の手で作り上げたい、という欲望に従い、不格好ながらもいくつかの作品が出来上がり、拙いながらも自分にはそれができるのだとわかると、もっともっと作りたい、もっとすべてをそこに費やしたいと思うようになってきました。

 自分でも迷いましたが、すでに心は決まっていました。
 MUとして、集団として作りたいものは確かにある。けれども、今は、それを差し置いてでも自分の作りたいものを全力で作りたい。
 考えに考えた結果、そういう気持ちがあるのにこれ以上劇団員としてMUの活動を続けていくことはできない、という結論に達しました。

 アユムさんに話したところ、それを応援する、とむしろ喜んでくれたのは本当に嬉しかったです。
 新メンバーである他の三人も同様に、僕のわがままを快く受け入れてくれました。
 
 そんなわけでの退団です。

 いくらMUを辞めたといっても僕の創作の最初の部分にMUの日々があるのですから、僕にとってMUが切っても切れないものであることは変わりません。

 これからも僕はMUの活動に一喜一憂することでしょうし、一番のファンとしてMUの動向を追い続けると思います。



 もちろん、役者を辞めるわけではありません。
 むしろ今まで以上に、劇団という後ろ盾がなくなったからこそ役者として精力的に活動しなければいけないと思っております。


 今回の退団、僕はなんというか「独立」のようなものだと思っております。


 MUに育てられるようにして勉強してきたこの数年の僕から、MUを飛び出して個人の古屋敷悠として何ができるか、どこにいけるのか、それを試す時期なのだな、と一人勝手に思っております。


 まずは夏ごろ、盟友ツチヤヤスヒコと二人でとある企画を進めているところですので、また何かしら告知できればと思っております。

 これからも古屋敷悠とMUの活動にワクワクしていただければと思います。

 どちらも面白いことになると思っております。


 様々な不安はあれど、今のところ「前途は洋々としてブルーであります。」


 
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