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おばか屋敷劇中ポエム集

 『ナイゲン(全国版)』も終わりましてはや一週間。

 実は京都公演終わってから東京FACE公演本番までの稽古でいくつか追加された要素として「おばか屋敷のポエム」っていうのがありました。

 もともとおばか屋敷は自分の意中の相手である3148の横顔を描き続けているというキモさがあったんですが、今年のおばか屋敷は全体的に気持ち悪く、今さらその程度ではキモさが増さないと判断されまして、更なるキモさを追加させるために「似顔絵の横にポエムを添えている」というスパイスを配合。見事に最終形態へと進化を遂げたのです。

 ちなみにこの「ポエム添え似顔絵」ですが、再演、再々演時のおばか屋敷役である長谷川さんはナチュラルに誰に言われるでもなく絵の横にポエムを書き添えていたらしいのでマジ恐怖です。


 そんなおばか屋敷ポエムですが、劇中では音読されても途中で掻き消されてしまい最後には破り捨てられてしまうので、一体どんな内容だったのかと気になる方も続出したことでしょう!!!!

 実は完全に日替わりでしかも毎回僕が自分で考え考え練りに練って書いていたのです。

 というわけで、稽古の段階から書き溜めたポエムをなるべく時系列順に並べてみました!
 コアなファンの方はぜひ堪能してください!

 きみは、どのポエムを破りたい?

 ※途中で寒気がした方はすぐに読むのを中止してください!


1作目
君のほほえみで 僕の心にさざ波が広がる
君の無邪気な声で 僕の心に風がそよぐ


 我ながらすごくいい出来だと思ってます。対句になってるんですね。心にさざ波って表現が好き。
 でも稽古場ではあんまりキモくなかったらしく、みんな「あ、ハイ……」みたいな感じでした。
 ガチだと思われるのがマジでキツイ。


第2作目
魔法のような君は
僕の季節だけを置き去りにして
軽やかに通り過ぎる


 これも好きだった。軽やかに通り過ぎるっていうのがいいですね。思春期の女の子はね、すぐ大人になっちゃうんで、取り残されてる感じなんですよ。


第3作目
夏のキミにはヒマワリが似合う
だって大輪の笑顔がまぶしくて
そう 笑って
ボクの夏を夢色に変えて
キミの季節を教えておくれ


 「夏を夢色に変えて」が素晴らしい表現だと我ながら震えました。すごくない? これ。
 「教えておくれ」がキモイ。
 全体的に『君は天然色』のイメージでした。


第4作目
キミをつかまえられなくて
いつも臆病な言葉に逃げ込む
あの一瞬でキミと手をつなげたんだ
そんな未来だってきっと描けたはず
風に流されたため息を数えて


 「あの一瞬でキミと手をつなげたんだ」っていうけど、勘違いです。
 「いつも臆病な言葉に逃げ込む」って地味に気に入ってます。尾崎っぽくないすか。


第5作目
LOVEって言葉じゃ陳腐すぎるくらい
君へのキモチ溢れてる……!
夏が、トマラナイ……!
きみに、トマラナイ……!!


 このあたりから「音読しづらいから通し稽古前にグループLINEでポエムを流しておく」って羞恥プレイが始まりました。
 最後の1行は突発的に書き足したはず。


第6作目
白いワンピースでボクにほほ笑む
君は透明な女の子
夏の日差しよりも もっと! もっと!
輝いて 駆け抜けておくれよ!
そうボクの心臓(ハート)の方に!


 スピッツがちょっと入ってます。あと「透明な女の子」は3148の似顔絵を描く際にいつもNUMBER GIRLの『透明少女』を爆音でききながら描いてたんで、その影響ですね。本番前のアップでもずっときいてました「透明少女」は。


第7作目(場当たり?)
君の唇からこぼれた夢の欠片(かけら)
僕は大事にしまいこむんだ
古いトランクを車にのせて
キミとゆりかごを飛び出すのさ
恋なんて文字(キゴウ)じゃ描けやしない未来(いつか)


 完全にスピッツですね。
 リアル高校時代はスピッツが好きだって女の子が言うだけでその子のことをちょっと好きになってました。
 好きな子にスピッツのCD貸したりしてて、その子が大学入った途端に年上の彼氏作ったりしてしばらくスピッツきけなかった暗黒期間もありました。
「唇からこぼれた夢の欠片」は唾液のことです。


第8作目(ゲネプロ)
届かない想いを今日も綴る
窓の外の君を追いかけて
湿った風に君の鼓動を感じて


 体育の時間でね、あのー、外を走ってるんですよ、向こうが。水温が低くてプール使えなかったんで、あの娘のクラスは校庭で体育なんですね。曇ってて、夏にしては涼しくて、雨が降りそうなんですね。僕はたぶん日本史の授業うけてるんですけど、窓からじっと眺めてるんですね。


第9作目(初日)
今夜見る夢はキミの香り
さっき後ろ髪がボクを撫でたから
星明りの下で君の名前を呼ぶ


 おばか屋敷が最後にポエム冊子を奪い返すまでに5人ぐらいの手を経由していくので、みんなが1行ずつ音読できるように、なるべく5行ぐらいのポエムを考えてたんですけど、なんかもはや海のYeah‼‼とアイスクリースマスの二人しか音読してないと判明して、また書きやすい短いのに戻りました。
 後ろ髪が触れられるような絶妙な位置を計算してたたずんでいたのだろう。


第10作目(2日目マチネ)
君への気持ちを握りしめる
今はまだ斜め後ろから景色
でもいつか隣り合わせで笑いたいんだ


 「斜め後ろからの景色」は授業の座席とかではなく、いつも背後の物陰から3148を見つめているのでその景色ですね。そろそろネタ切れ。


第11作目(千穐楽)
瞬間(とき)よ 止まってはくれないか……?
Why?(ホワイ) 伝えられない? このオモイ……!
届かないならいっそ夢のように散って
君を消し去って……!

 
 この会議が終わったらもう君に会えなくなってしまう、という気持ちです。
 それと共にこの芝居終わらせたくないな、という僕の想いも込めました。
 アイスクリースマス役の津和野さんに「2行目が韻踏んでたからついラップ調で読んじゃった」と申告され、初めて韻を踏んでいることに気が付く。




 というわけで、全11作。たぶん書き留めてないのも合わせるともう少しあるんですが、よくも書いたりですな。
 一人の女の子にここまで詩を書いたのは生まれて初めてでした。
 なにがすごいって、こんな気持ち悪い詩を詠まれているということに耐え抜いた3148役の榎並さんの精神力ですよね。
 俺なら演出家に抗議してます。気持ち悪いし。

 みなさん気に入ったポエムがあったらスクリーンセーバーにしたり待ち受けにしたり、自由に使っていいですからね?
 使ったことさえ申告してくれれば著作権フリーですからね?

 というわけでこれからポエム俳優として小劇場界を激震させていく予定ですので、ぜひともポエムのオファーもください。
 一行、一篇からご相談承ります。
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